【社長ブログ】第6回 日常の暮らしで吐き出される猛毒

人間が生きている限り必ず吐き出すのは二酸化炭素と水蒸気であることはご存知かもしれません。
では、「今の普通の家」つまり、壁がビニルクロスの家で暮らすとどうなるか、正確なところを知っている人がどのぐらいいるのでしょうか?

まず、この二酸化炭素や湿気を逃がす仕組みが換気装置など大掛かりになるので、実際は使っていないという人が大半。
そうして換気できずに溜めてしまうとどうなるのか?

二酸化炭素が高濃度になり、湿気が溜まって結露する。結露の先はカビが生え、ダニが餌を求めてやってくると、ぜん息やアトピーの原因になるのはご存知でしょう。では二酸化炭素は?

実は二酸化炭素は一酸化炭素ほどではないけれど、致死性のガスであることを知らない人が多いようです。
正確には、大気中の正常な濃度(0.03%)や炭酸泉(0.1%)では無害ですが、比較的低い濃度(3%以上)で吐き気や目まいの症状が出ます。
そして、6%を超えると昏睡から死に至る。

鳥インフルエンザでのニワトリの殺処分に炭酸ガス(二酸化炭素)を使うのも、他の方法に比べると使いやすく、万単位での殺処分に求められる所要時間の短さを買われています。

もう一つ、多くの人が体験する場面として、入院している家族の臨終の前に病院から「家族を全員呼ぶように」と連絡が来るのは、容体管理のために酸素の血中濃度を把握しているから。
肺機能の低下で酸素濃度が一定を超えて下がれば血中の赤血球は肺で二酸化炭素を外すことができず、脳に酸素が行きわたらないのです。

過ぎたるは危険。でも全くのゼロでも光合成ができないから食物が収穫できず暮らしが成り立たないのが、あまり取り上げられない二酸化炭素の正体です。
でも、二酸化炭素を自然に安全に扱っている家も、ごくわずかですが確かにあります。

【社長ブログ】第5回 なぜ、強かった人々が消えたのか?

今年7月31日、大相撲で一世を風靡した九重親方(元横綱・千代の富士)が亡くなりました。
横綱だった80年代から90年代初頭の圧倒的な存在感と強さは出身地の北海道を代表するだけでなく、大横綱として記録にも記憶にも残る人です。

さて、今の大相撲に目を向けてみると、北海道出身者の関取は1人、幕下にも1人だけ。
1991年引退の大乃国を最後に横綱を出していないばかりか、最近まで10年にわたって関取(十両以上)もいなかったことを思うと、あまりにも道産子(北海道出身)力士の勢力が衰えてしまった、と感じます。

そして、同じ寒冷地のモンゴルからは朝青龍以来4代続けて横綱に昇進している。
ロシアに近く柔道が強いジョージア(2015年以前はグルジアの呼び名)も関取が2人出てくるなど、寒冷地だから弱いのでもないようです。

こうなると疑いたいのは職業柄、家の違いですが・・・
やはり家の違いは大きいようです。