Q.28:資金計画さえ上手くいけば、家づくりは成功しますか?

A.28:健康+100年強いままの家もなければ、資金計画は破たんすると考えています。
ファイナンシャルプランナーのセミナーでも、住宅会社のセミナーでも家の寿命の話が出ることはまずありません。
出た時は改修して延命するのが前提で、そこにも問題があります。

「住宅ローンを35年借りて、家を築26年で建替えるのが平均的」という現状では、繰上げ返済でも改修するのでも、生活費や住宅ローンとは別にその費用を用意できなければ返済不能になります。

その予防策として、家を改修不要で100年の寿命にするという考え方も必要です。
日頃から設備や配管をキレイにしておくのも有効です。

Q.27:繰上げ返済の何が問題なのですか?

A.27:手元のお金を1000万円近くなくすことに問題があります。
築26年で建替える家のために35年の住宅ローンを組んでいては、9年分をどう埋めるかが問題になります。
他に優先したい出費があるのにできない、という問題もあるので、家の寿命がもっと延びるように建てて繰上げ返済を不要にできるほうがいいのです。

Q.26:家を担保にして生活資金を借りるのは、銀行に申し込むのはダメですか?

A.26:売却損が出た時の処理はあなたの相続人に負担がかかります。
日本中の銀行などで扱っている「リバースモーゲージ」は住んでいる方が亡くなったときに売却する際、売却額が借りた額を下回った場合の損失を、相続した人が負担します。
多くの場合、相続人はお子様など親族の方ですので、住宅ローンを支払いながらこの売却損を負担すると厳しくなります。

海外では住宅ローンもリバースモーゲージも「ノンリコース」といって、売却した時点でローンの返済は終わりなので、一般の方が使えます。

Q.25:戦後ずっと築26年で取り壊していたんだから、今も築26年で取り壊しても大丈夫でしょう?

A.25:人の寿命が延びたのに、家の寿命がそのままというのがまず問題です。
1960年の平均寿命は男性65歳と女性70歳、2015年は男性80歳と女性87歳で15歳ずつ延びています。
以前は余生が5年ほどでしたが、今は20年を超えます。

60歳以上の人口割合が5%から25%に増えたことで年金の支給額削減や退職金の廃止など状況が悪化し、住宅に投じられる資金は以前ほどにはありません。
この状況で以前と同じように築26年での建替えを前提にしていたら、生活そのものが成り立たなくなります。

Q.24:家の寿命が26年というのは、どういう意味ですか?

A.24:年金や退職金を投じての建替えで生活を破たんさせ、地震で家をなくすリスクも負うことを意味します。
退職金や年金支給額が減ると予告されているなかで高度成長期やバブル期と同じように建替えを前提にするのは非現実的と考えます。
それに、築26年でいきなり住めなくなるわけではありませんが、耐震性能がこの年数で落ちては今後確実に来る南海・東南海・東海地震での被害を抑えることもできません。
100年以上先も住めるように、しかも、構造が劣化しないように建てることで、これらのリスクなく家族3代安心して暮らしていただけます。

Q.23:地盤調査や地盤保証は法律で義務化されていますか?

A.23:いいえ、いずれも任意ですが、たいようホームでは全棟で行います。
液状化や不同沈下で家全体の寿命を縮める、あるいは耐震性能が発揮できなくなるので、たいようホームでは地盤調査を全棟で行って被害の可能性を見極め、(必要な場合は杭工事など行うことで)地盤が建物を支える力が一定以上となることで、地盤が原因で雨漏りなどが起こったときに修繕費用を保険機関が支払う「地盤保証」も適用されます。

Q.22:住宅ローンは繰り上げ返済できたほうが安心と思いますが・・・

A.22:手元にお金を残すために、繰り上げ返済を不要にする必要があります。
繰り上げ返済が必要と言われるのは、住宅ローンの借入期間(最長35年)が住宅寿命(平均26年)よりも長いからです。
9年分の差を埋めるのに、9/35・・・借り入れたときの1/4以上のお金を用意する必要があると一口に言いますが、その総額は4000万円を借りた方だと1000万円以上が必要です。
そのお金を用意して、なおかつお子様の学費なども用意するのはかなりの負担になるので、繰り上げ返済をしなくてもいいようにするのが安心と考えています。

Q.21:いつ地震が来ても大丈夫な建物とは?

A.21新築の時だけ強いのではなく、ずっと強い家です
耐震の実験で短時間に何百回と阪神淡路クラスの揺れを加えるというのは、実際にそんな状況が起きたら、地盤やまち・国土が先に破壊され、家が残っても意味のない状況が想定できます。
今の5大陸の形は、プレートテクトニクスといって、元は1つの大陸だったのが毎年数センチずつ動いて、何千万年もかかって今の位置に来たと証明されています。これほど大きな変化でも気づかないうちに進みます。
阪神淡路大震災並みのマグニチュード7以上の地震は日本とその周辺では10年間で3回起こるとされており、地域を絞るとさらに間隔が開きます。そこで、単に家が長く残るだけでなく、結露をなくすことで耐震強度が長く続き、制震装置も活きるなど適切な対策になります。

Q.20:防腐剤を土台や柱に塗ったらカビは生えないのでは?

A.20:カビは湿気がある限り、防腐剤を塗っても生えます。
カビはおおむね温度20℃?30℃かつ湿度70%以上で繁殖するとされ、これらの条件を満たせばいっとき防腐剤でしのいでも、また繁殖します。
防腐剤はいずれも空気中に薄れていく性質(揮発性)を持っているので、何度も塗り直しが必要です。