【社長ブログ】第12回 ガン=シックハウス

シックハウスとは何なのか?以前は私もそう思っていました。
15年ほど前は新築の家に入ると「新築のニオイ」と呼ばれるものが漂っていましたが、2003年にシックハウス対策が強化されてからは、そのニオイがほぼ消えてしまいました。

しかし、まだ先があります。
2015年のガンの新しい患者は「生まれてきた子どもの数とほぼ同じ、98万人もいる」のはどういうことなのか、と。
しかも、1947年に統計を取り始めてから死者・発症者とも一貫して増え続け、1980年以来死因の第1位にあり続けています。

シックハウスとは病気を発生させる家と思うものですが、(何度も書いていますが)本当はガンになる家と考えるのが自然です。

新築のニオイの元はホルムアルデヒドという防腐剤や接着剤に使った化学物質。
国連WHOはホルムアルデヒドを発がん性物質と認定しているけれど、日本国内では発がん性物質であるとは公式に指定されていません。

シックハウスの範囲を決めて、該当する症状がないから、シックハウスをやかましく言わないのかもしれません。
しかし、住む人にとって、本当につらい日々が2003年に始まったといえます。