A.35:それぞれの国が問題を正確に把握しているかどうかの差です。
国連WHO(世界保健機関)が1999年に定めたガイドラインをもとに、日本では厚生労働省で指針値が設定されたまま変わらず、フランスやカナダなど海外の国では後に規制が強化されました。
もとのWHOガイドラインでのホルムアルデヒドの濃度は0.08ppm(parts per million 1億分の8)と一見非常に低いのですが、30分平均値という「この濃度の部屋にいても問題ないのは30分まで」を意味する但し書きがあります。
このホルムアルデヒドは国連WHOに付属する国際がん研究機構で発がん性物質に認定されています。
ということは、寝ている間などで30分を超えるのは確実。そこでガンを発症開始するリスクがあります。