A.39:地震にどの程度まで耐えられるかを示す性能の表示です。
等級には1,2,3の3段階があり、最高は3等級となります。
耐震等級1 | 建築基準法(法律)と同程度の建物 |
耐震等級2 | 等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる |
耐震等級3 | 等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる |
ただし、建築基準法で想定している地震は「震度6強から7の地震」とあり、テレビCMなどで見る住宅の耐震実験に使用されるのは、まず周辺の建物の全壊率が3.2%しかない1995年1月阪神・淡路大震災での「神戸市中央区中山手通・神戸海洋気象台(中山手通は気象庁が震度6と指定)で観測された地震の波形(JMA神戸波)」です(各社の注意書きを見ると、必ず「JMA神戸波」を使用、または加速度は神戸波が記録した”818gal”とあります)。
実際に震度7地域に含まれ、周辺の建物の6割が全壊以上の被害を受けた「須磨区JR鷹取駅で観測された地震の波形(鷹取波 最大645galながら、倒壊に直結する周期1-2秒付近の揺れが多い)」は使われません。
大洋住宅では地元豊中市の付近に震度7の地震を引き起こすと想定される「上町断層」「有馬高槻構造線」があるので、「鷹取波」と同様と考え、耐震等級3等級と制震ダンパーを併用します。