【スタッフブログ】第12回 「勝ちたくて」ゆっくり走る

自動車レースF1世界選手権の2016年シーズンは、ニコ・ロズベルグ(ドイツ)がルイス・ハミルトン(イギリス)の押さえ込みに耐えて初のチャンピオンを獲得しました。

私もたまに大阪・舞洲のカート場で走る、ほんのチョイのモータースポーツファンですが、F1は1990年頃のセナ・プロ対決の時期から見続けていて、日本と海外の考え方の違いを学ぶきっかけにしています。

さて、昨日のアブダビグランプリでは冒頭の「押さえ込みに耐えて」の通り、選手権ランキング2位のハミルトンがトップを走り、1位のロズベルグはそのすぐ後ろ。
最後の数周では、批判も多かったようですが、ハミルトンが2位ロズベルグと3位4位のクルマを接近させたのをものすごい作戦をとってきたな、と感じました。

実は、アブダビグランプリの前の時点でハミルトンが逆転でチャンピオンになるには、自分が優勝して、なおかつロズベルグが4位以下でゴールしないと不可能という状況。
自分がチャンピオンになるには、この終盤の状況はうってつけです。

前と後ろが接近することで、ロズベルグにプレッシャーを与え、ミスを誘発しやすい状況に持っていく。
結果としてロズベルグは耐えきって初のチャンピオン。親子のチャンピオンでは2例目となりましたが、チャンピオン獲得にはただ大差をつけるばかりが能ではないこともよく分かるレースでした。

長尾高人(たかと)

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