【社長ブログ】第9回 忍び寄るシックハウス

シックハウスは昔みたいに新築の見学会に入って、あるいは入居していきなり症状が出ることはほぼなくなりました。
でも、これは解決したのではありません。建材の表面積1?あたり1時間でどれだけの化学物質が空気中に出るかが少なくなっただけで、濃度のことは何も建築基準法のルールにありません。

世の中の話題として取り上げられることはあまりないので、建築業界も国交省も厚労省も一安心でしょう。
では、一般の方にとっても同じく安心でしょうか。

全くなっていません。
建築基準法では化学物質濃度の数字は何も決めていない。濃度の目標を書いた厚労省の指針値に建築業界が従う義務がありません。
そんな甘いルールだから、結果責任が全部あなたにやって来ます。

たとえ指針値に従ったとしても、その数値の前提は・・・30分で発症するというもの。
その発症とは・・・今までシックハウスの一言で片づけられてきましたが、一番最初は免疫機能の破壊暴走や細胞のDNAにある自己修復機能のエラー多発です。
花粉症やガンなど現代病はまさに免疫の暴走や自己修復機能のエラーが重なった結果といいます。
今までよくあった目まいや吐き気は目に見えますが、細胞一つ一つの現象には本人も気づきようがありません。

自覚症状なしで忍び寄り、今や死因の半数がガン。
診断されるレベルまで進まないと、気づきません。

実は世の中の家の99%以上が気づかぬうちにガンになるリスクを孕んでいることになります。
各都道府県の保健部署、厚生労働省、WHO(世界保健機関)のいずれの考察でもそうあります。

では、家族を守るためにはどうすべきか?
それが「シックハウスにならない=免疫機能が壊れない、細胞の自己修復機能が正常のままでいられること」を目指すというもの。
フランス国立環境労働安全衛生研究所(AFSSET)は、長期間の吸引でも安心なようにホルムアルデヒドで0.008ppmと厚労省やWHOの1/10を目標としていますが、実はたいようホームが2008年からこの数値を狙って出せるようになりました。

【参考文献】2012年9月28日 第11回シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会 WHOと諸外国の取り組みについて

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