「呼吸する家」についてをはじめ、家づくりで頻繁に受ける質問を分野別にまとめています。
それぞれの見出しを押すとQ&A形式でご覧いただけます。

1. 「呼吸する家」の基本

「呼吸する家」とは何ですか?

「呼吸する家」とは、自然素材の調湿効果を活かして湿度や空気環境を自動的に整える住まいのことで、家が呼吸しているように湿気や空気を吸ったり吐いたりしながら、快適な環境を保ちます。

どのような原理で「呼吸」するのですか?

自然素材が持つ調湿機能により、室内の湿度に応じて湿気を吸収・放出し、壁の通気層によって湿気や化学物質を自然に外へ排出します。

普通の家との最大の違いは何ですか?

最大の違いは壁全体から室内の湿気が排出される点で、これにより家中の湿気が少なくなり、カビやダニが発生しにくい環境が保たれます。
空気がきれいになり、シックハウス症候群のリスクも低減します。

2. 工法と仕組み

WB工法とは何ですか?

WB工法は、外部と内部の通気層を設け、自然の力で空気の流れを促す工法で、透湿性と高気密性を両立させています。
このWB工法が「呼吸する家」のコア技術になります。

通気層はどのように機能しますか?

外部通気層: 外壁と断熱材の間に設けられ、外気を流して壁内の湿気を誘導し排出します
内部通気層: 断熱材と室内側の壁の間に設けられ、室内の空気を循環させて壁内の湿気を排出します
これら2つの通気層のうち内部通気層は、形状記憶合金製の自動開閉式通気口により、温度変化に応じて開閉します。

夏と冬で動きは変わるのですか?

はい、変わります。
夏は通気口が開いて外気を取り込み、壁内の熱気を排出します。
冬は通気口が閉じて、室内の暖気を逃がさないようにします。このように季節と気温に応じて自動的に調整されます。

その調整に動力は要らないのですか?

はい、電力など外からのエネルギー源は不要です。
温度によって形が変わる形状記憶合金のばねで開閉を調整します。

24時間換気システムは必要ですか?

呼吸する家では、自然な通気により空気が循環するため、従来の24時間換気システムへの依存度が低くなります。
建築基準法に基づいた換気設備は必須のため、設置しています。

実際に暮らすと、換気装置は止めていますか?

大洋住宅の「呼吸する家」にご入居後、いずれのお家も換気システムは自発的に停止されています。
まずは停止してみてください。ご入居された皆さまはずっと止めたままで暮らしておられます。

参考リンク:大洋住宅のWB HOUSE

3. 健康・環境への効果

健康面でのメリットは何ですか?

  • 湿度が適切に調整されるため、カビやダニの発生を抑制
  • ぜんそくやアトピー性皮膚炎のリスクが軽減
  • 化学物質が排出されるため、シックハウス症候群の心配が少ない
  • 室内の空気が常にさわやかで、ホコリが少ない

花粉症やぜん息の症状が軽減するケースも報告されています。

なぜカビやダニが発生しにくいのですか?

壁から湿気が排出されるため、家中の湿度が適切に保たれます。カビは湿気が多い環境で繁殖し、ダニはカビをエサとするため、湿気が少なければカビもダニも発生しにくくなります。

小さな子どもやお年寄りにも安心ですか?

はい、安心して住んでいただけます。
化学物質の使用を最小限に抑え、空気環境が整っているため、免疫力の弱い小さなお子様や、健康に配慮が必要なお年寄りにも優しい住環境ができます。

冬の乾燥対策にもなりますか?

はい、なります。柱や土台、壁の自然素材が湿気を蓄え、乾燥時には放出するため、冬の過乾燥を和らげる効果があります。
加湿器の使用頻度も減少することが期待できます。

冬によく聞く、ヒートショック対策はできていますか?

はい、できています。
冬の「呼吸する家」は家全体の通気層を閉めて保温するようになっているので、家全体の温度差が測定実績で2℃以内に収まって、急激な温度変化による心臓麻痺などのリスクが激減します。
大洋住宅の「呼吸する家」では、25年間で1件も事故が起こっていません。

4. 暮らしの効果

なぜ、掃除がラクになるのですか?

湿気が排出されるので、ホコリなどがべたつかなくなって、掃除機で吸い取りやすくなります。
拭き掃除も少ない回数で可能になって、共働きなど忙しい方に最適です。

なぜ、ペットの臭いが消えるのですか?

臭いも湿気に乗せて排出しています。
手術後にお風呂に入れてあげられない期間も、目立つ臭いがありませんでした。

5. 素材について

どのような自然素材が使われますか?

主に以下の素材が使用されます。

漆喰または珪藻土: 優れた調湿性と消臭性を持つ壁材
無垢材: 呼吸する木材。床や構造材として使用
防蟻剤:シロアリだけを狙って駆除するホウ酸

自然素材は経年変化しますか?

はい。無垢材や漆喰などの自然素材は、年月とともに色合いや風合いが変化します。
これは劣化よりも、味わいが増す「経年美化」と呼ばれ、住まいに深みを与えます。

なぜ、ホウ酸でシロアリ対策とするのですか?

ホウ酸には人には無害で、シロアリだけを退治できるからです。
また、築年数が経過した際にも再散布しやすくなっています。

光熱触媒エアープロットとは何ですか?

一般に使われている光触媒は光が当たる、主に日中のみ動作します。
夜間や睡眠時にも化学物質などの分解は必要と考え、人の体温でも動作する熱触媒も組み合わせた光熱触媒エアープロットも窓ガラスに施工しています。

なぜ、光熱触媒と呼吸する家を同時に使うのですか?

「呼吸する家」は湿気に乗せて、化学物質などを排出します。
そこに、花粉やハウスダスト、化学物質の分解も行う光熱触媒も施工してアレルゲン(アレルギーの原因物質)も消します。

参考リンク:光熱触媒エアープロット

6. 高気密住宅との比較

「呼吸する家」は高気密住宅とどう違いますか?

一般的な高気密住宅: 隙間を徹底的に塞ぎ、外気を遮断。湿気をため込みがちで24時間換気システムが必須
呼吸する家: 透湿性を確保しながら自然換気。機械への依存度が低い
高気密住宅は換気システムが止まると空気が淀みますが、呼吸する家は24時間自然に空気が循環します。

「呼吸する家」は気密性が低いのではないですか?

WB工法「呼吸する家」は、透湿性を持ちながらも高気密性を実現して両立しています。湿気は通しても、隙間風は通さない設計です。

断熱性能は大丈夫ですか?

はい。ウレタン吹付とアルミ遮熱の高性能断熱材を併用し、通気層との組み合わせにより、優れた断熱性能を実現しています。
長期優良住宅やZEHにも対応する性能を算出できます。夏は涼しく、冬は暖かい住環境が保たれます。

従来の日本の工法の問題点は何ですか?

日本の従来工法では気密シートを使用しますが、施工時にビスやコンセント用の穴が開き、経年劣化でさらに隙間が広がります。そこから水蒸気が侵入し、壁内で結露してカビが発生するリスクがあります。

ドイツの工法から何を学びましたか?

ドイツも以前は気密シートを使用していましたが、研究の結果、カビを防げないことが判明しました。そこで透湿性能を持った壁や断熱材を採用し、壁内結露を防ぐ工法に転換しました。この知見が「呼吸する家」の基礎となっています。

7. 費用・保証・メンテナンス

建築費用は高くなりますか?

自然素材や特殊な部品を使用するため、一般的な住宅よりも初期費用は若干高めになることがあります。
しかし、大掛かりな設備・機器が不要になり、長寿命で健康的、省エネ性能も高いため、初期費用が抑えられるうえに、長期的に見ればコストパフォーマンスも優れています。

一例として、築20年でも構造にかかわる修理は規模を問わず一件も発生していません。

建築費用を抑えるための経営努力も日々重ねています。

実際に、費用はどのぐらいかかりますか?

住宅本体価格として、床面積20坪で1200万円から、60坪4200万円までの実例があります。

ランニングコストはどうですか?

自然の通気を活用するため、換気や空調にかかる設備費・電気代が抑えられます。
また、高断熱と湿度調整により室温が快適な水準にあるので冷暖房効率が向上して負荷が減り、光熱費の削減が期待できます。
効率が高い太陽熱温水器も併用すると、ガス代もゼロに近づきます。

メンテナンスは大変ですか?

自然素材は定期的なお手入れが必要です。例えば、無垢材の床は定期的なワックスがけ、漆喰壁は汚れた部分の部分補修などが推奨されます。
ただし、素材自体が呼吸し続けるため、構造体の歪みやダメージはなく、大規模修理の周期が延ばせて長持ちします。

2026年現在、構造の修理は築20年を越えても一件も発生していません。

漆喰壁や珪藻土、コットンクロスの補修や貼替はリフォーム業者に依頼してもいいですか?

建築した会社に依頼されることをおすすめします。
一般的に施工されている珪藻土や漆喰壁は施工の際に化学接着剤を混ぜていて、壁全体からの「透湿」が止まり、カビ・結露など発生するリスクとなります。

住宅の寿命はどのくらいですか?

壁内の結露を防ぎ、構造体が傷みにくいため、少ないメンテナンスでも50年、100年と住み継げる長寿命住宅です。
イギリス、ドイツ、フランスと同じく築100年以上を目指すことも可能です。

リフォームで「呼吸する家」に改造できますか?

大規模なリフォームであれば可能です。壁や断熱材を入れ替え、通気層を設けることで、既存住宅(戸建て・マンションとも)でも「呼吸する家」の性質を取り入れることができます。詳しくは大洋住宅にご相談ください。

全館空調との違いは何ですか?

全館空調は機械で温度と空気を管理しますが、呼吸する家は自然の通気と素材の力を活用する全館換気・空調と言えます。
機械への依存が少ないため、停電時でも一定の快適性が保たれ、ランニングコストも抑えられます。

保証・点検はどのようになっていますか?

瑕疵担保責任保険に沿って、新築から10年間の構造上の事故対応を行います。
長期優良住宅制度の認定を受けたお家については、10年毎の点検を中心に修理履歴を保管しています。

瑕疵担保責任保険の事故の経験はありますか?

瑕疵担保責任保険の前身、住宅性能保証制度の時代も含めて、2001年の建築を始めて以来以来1件も事故がありません。

8. 土地・住宅ローンなど

なぜ、土地・住宅ローンを大洋住宅が扱うのですか?

土地を不動産会社、住宅ローンを銀行に依頼すると、手続きのたびに各社を回り、また手数料などは各社に支払う必要があります。
それに、各社で利益を取ろうとすると、結局買う人の負担が大きくなるので、まずは時間と費用の負担を抑えていただくことを第一にワンストップで対応しています。

今、賃貸住宅に住んでいますが、土地も探してもらえますか?

はい、お探しします。土地探し、土地や中古住宅の売買・仲介に必要な宅建業免許も取得していますので、購入手続きも含めて大洋住宅にご相談ください。
宅建業免許:大阪府知事(8)第34555号になります。

住宅ローンでおすすめの商品はありますか?

あります。フラット35Sは建物の性能を金利優遇に反映し、さらに最も貸出金利が低い銀行をご利用可能です。
そのうえで、借入期間中の金利上昇によってライフプランを想定外に乱されることもありません。
外的影響の最小化という観点でおすすめしています。

団体信用生命保険に加入してがんと診断されたら、保険金でローンが完済されますか?

いいえ、通常の団体信用生命保険では、がんと診断されただけでは保険金が出ません。
「がん特約」も付加して加入する必要があります。

参考リンク:会社概要

9. 上級編、その他

家が30年ほどで建替えになるとよく聞きますが、どんな問題がありますか?

65歳以降に建替えになるとされますが、実際には建替え費用を調達できない可能性が高いです。
1960年と2026年の違いは、1960年頃は平均寿命が男性65歳女性70歳で、人と家の寿命はほぼ同時期に来ましたが、2026年は男性82歳女性87歳と15歳以上延びています。
この時期の住まいを手当てできなくなるリスクをなくすために「呼吸する家」をおすすめします。

長期優良住宅に対応すれば、家の寿命は延びますか?

実際の寿命が延びるかは不確実です。
長期優良住宅制度は10年毎の点検と改修、月々の修繕費用の積立が前提にありますが、一般的な家では構造の修理が大掛かりになったときに積立金だけでは費用が不足するリスクもあります。
大洋住宅の「呼吸する家」は、長期優良住宅認定を受けるとともに、カビなどからくる構造の歪みが発生しにくいため、制度が始まる前の最初期のお家はお引き渡しから20年以上経っても大規模修理が発生せず、家の寿命を低コストに延伸できます。

建築基準法のシックハウス対策では足りないのですか?

はい、住む環境にはこれだけでは不足と考えています。

  • 建材のF☆☆☆☆マークは「ホルムアルデヒドの放散速度」の意味。
  • 規制されていない物質で健康被害が起きても、何も罰則がない。
  • 換気装置は停止できる。
  • 防蟻剤は、クロルピリホス以外を使えば毒性を問われない。

これらの規制を正しく理解して、理想の住環境をもっと簡単・ラクに実現するために「呼吸する家」を採用し、人に無害なホウ酸防蟻剤を使っています。

厚生労働省指針値の但し書きのどこがおかしいと考えたのですか?

「30分で目まい、吐き気をもよおす」というのが、本当に家の環境として正しいのか?という疑問から始まりました。
実際に、施主となったN先生(元大阪市大医学部付属病院准教授)からご家族のぜん息の改善のために指針値の1/4まで減らしてほしいと要望されたのは、この疑問が正しいことの証明になります。

なぜ、他の会社は指針値の1/4まで減らしてほしいと要望したら断ったのですか?

まず、建築基準法では室内の化学物質濃度については何も規定されていないので、多くの会社にとっては対応する意味がないとされています。
厚生労働省の指針値が紹介されることもありますが、「ガイドライン」といって、あくまでも参考値です。
それに、化学物質を使わずに建築するのは不可能と認識されているのもあります。

ではなぜ、大洋住宅は化学物質ゼロを測定して証明するのですか?

建築基準法の規制も、厚生労働省指針値も、実際に住んで快適な住空間とは開きがあります。
それではどこまでやるべきか、というのを医師の施主様から「厚生労働省指針値の1/4」を要望されて目指した結果が、測定で1/6以下まで出してお応えでき、次のお家でゼロまで証明できました。

なぜ、京大病院の先生と一緒にがんのメカニズムを探そうとなったのですか?

この京大病院の先生(故・光森通英准教授 2011年逝去)は、スタッフ長尾高人の大阪府立北野高校での先輩にあたります。
光森先生が2010年の同窓会総会で卓話としてがん治療とがん細胞増殖のメカニズムのお話をされた際に、「毎日5000個のがん細胞が生まれたときから増殖しているのと同じ数だけ、免疫やDNAで正常化している」とお聞きして、正常化する仕組みを止めているのが防腐剤や接着剤ではないのか、との疑問に賛同をいただきました。
実際に、この防腐や接着のメカニズムを知ることが発がん性物質を見破るもとになります。

なぜ、フランスが化学物質ゼロ、大洋住宅と同じレベルを目指すのですか?

フランス政府は住環境の悪化が人材の劣化や医療費の増大、そして最終的には財政の悪化につながり、インフラ整備や教育など国や自治体の責務が果たせなくなると結論づけています。
フランスには進学塾がなく、日常の学習成績によって高等教育機関(グランゼコールなど)に入学できるとされているので、居住地域以上に家の住環境、特に化学物質濃度を最重要視しています。

でも、フランスは国連の常任理事国です。WHOの指針値を生ぬるいとするのは問題ありませんか?

問題はあります。しかし、もっと厳しくやるべきと知って、真摯に実行していく姿勢は国として重要です。

参考リンク:お医者様の「おすすめ」