【スタッフブログ】第11回 新しい盲点

MBSテレビ”VOICE”の「憤懣本舗(ふんまんほんぽ)」で紹介された、欠陥住宅についての憤懣やるかたない様子。
リンク:2016年10月13日放送 ”終の棲家”のはずが欠陥住宅?プロが調査、次々判明した事実!?

リンク先の映像の3分35秒付近での「1回つけて外した」ものとは耐震金物。
「震度7で倒壊しない」というのは、まずはこの金物があってこそ。なのに、どうして金物がない家を引き渡されたのでしょうか。

4分25秒付近では「壁が納まらないので、検査後に合格してから金物を外したのでは?」ということで、引き渡し直前の完成検査の時には下地の石膏ボードと仕上げのクロスを貼っていて、もう一度金物がついているかの確認ができないことが盲点になったようです。

他にもこのお家では梁(横方向の構造材)の上だけに柱が乗っているのが問題視されていますが、これは違反ではないので、他の会社では多用されることも。

明らかに違法な行為と、合法だけどやってはいけない行為。
この2つを全て避けるための勉強は見学会では意外にも無理かもしれません。
「合法だけど、やってはいけない行為」のほうがあまりにも多いからです。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第10回 使えるかどうか

このブログを書いているノートパソコンはお客様先で3Dのお家のパースや図面をつくり、あるいは映像を編集し、カメラで撮影した記録写真を現像するためにも使っています。
負荷がかかる作業も短時間で終わりますが、高価で2台3台と買えるものではなく、安く導入できる事務用と分けています。

さて、パソコンのソフトには必須環境とか推奨環境といって、使えるにはこれだけの能力が必要という指示があります。
CPUは何ギガヘルツ、メモリは1GB以上など箱やホームページに書かれている表なんですが、自分が買おうとしているパソコンでできるのかどうかは、これだけ見てもすぐには分かりません。

一昔前のパソコンで動くよ、とかではその当時でも性能が低いパソコンを買ってしまった人が大変。
そこで、パソコンのほうが「〇〇というソフトに対応」というモデルを用意しています。
これなら迷うことはありません。

ちなみに、この触れ込みはほとんどが3Dや映像編集のソフトでのことで、事務系のソフトはOSがどの時代のものかで動くかどうかが決まるから、そこまで言う必要はほぼないようです。

家にあてはめると「ぜん息やアトピーが住んで治った家」というのがパソコンのモデルの書き方をお手本にしています。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第9回 立ち止まれば、分かります

インターネットのロケットニュースに【あなたはどう?】IQが高い人ならこの「3問のクイズ」がスルッと解けるらしい! 全問正解率は17%という記事。

どんな難しい問題なのか、と挑んでみましたが、何のこともない問題。17%の側にあっさり入りました。
でも、どうして解けた人はIQが高いというのでしょうか?

問題をしっかり早く読むクセがついているかどうか、だそうです。
法律や契約書をよく読める人は家を建てるときに失敗しない、とは何となく思っていましたが、一度立ち止まってどんな法律があって、何を決めているのか調べてみたら、どうして家づくりがこんなに難しくなったのか、よく分かるかもしれません。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第8回 プロが力を合わせる、とは?

こだわりのページに摂津市N様邸の新築のときのオーディオルームを音響のプロの監修を受けて施工したケースを載せています。

このオーディオルームを施工したのも、もちろん大洋住宅。
他では使っていないコットンクロスの壁紙で大丈夫なのか、窓ガラスで音の反射が悪くならないか、いろんなことを検証しながら施工後にはスピーカーの位置までミリ単位で調整して音を確認していただいています。

こだわりを持った方に満足していただくには、それぞれの分野のプロの技や理論が私たちの施工で実際に成り立つことが必要です。
大洋住宅であれば、どんな希望を出しても、しっかりと満足いく形になる。
それでこそ、建築のプロと思っています。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第7回 売って終わりにできる、とは?

先日の大統領選挙の結果が日本でも物議を醸しだしているアメリカ合衆国ですが、この機に知っておいていただきたいのは、アメリカの住宅ローンと日本の住宅ローンの違いもあります。

アメリカという国では築50から70年ぐらいの中古住宅をローンで買い、転職や移住に際して売りに出すのが一般的。
新築にはさほどの価値は置かれていませんし、中流と呼ばれる人々には注文住宅という発想もありません。それに、新築ではほぼ100%が分譲住宅です。
売りに出すのが一般的というと、住宅ローンの返済はまじめに35年やっていないのか?という日本人ならではの疑問になるのですが、ここからが本格的に違ってきます。

アメリカと日本の住宅ローンの決定的な違いは債権が物件にかかるか、持ち主にかかるかです。
アメリカでは通常は「ノンリコースローン」という「売却したら終わり」になる貸し方。
売却益が出るような形で売れるケースも大半です。
日本では残債がある場合は何があっても埋めないとダメな「リコースローン」であり、年数が高い家の査定が低く、売却損が出て埋める必要があるケースが大半。

古い家、というよりそこに建っている実績が長い家に一定の価値を見出す仕組みの有無の違いが「持ち家に住みながら、家に縛られない」という理想的な形をつくるために必要なようです。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第5回 うっかり聞きそうになる話

営業時間内外問わず、その会社を利用していると思わせる電話をしてくる会社があります。
実際には電話回線の乗り換えだったり、コピー機の売込みだったり、資産運用だったり、十のうち十まで営業電話なのですが。

「〇〇の件でお世話になっている・・・」というフレーズ。実際にサービスを使っている会社の名前が出ると、うっかり話を聞いてしまいそうになります。
さらには分かりにくい会社名で「何の会社ですか?」とこちらが聞いてしまうようにしている。

電話回線にしてもコピー機にしても、資産運用にしても「この会社でなければダメ」というのがなく、価格.comみたいに比べられてしまって、というのがあるから、興味を持ってもらうようにと考えているみたいです。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第4回 点滅する信号機

マンションやアパートにポスティングしに行く道で。
交差点の頭上に、広い道に向いた黄色1灯、狭い道に向いた赤色1灯の点滅しているランプ。
これを信号機だと知らないドライバーが多いようです。

最近、児童の列に突入して、あるいは運転中のスマートフォンの操作で死傷事故を起こしたニュースが多くなった気がしますが、そのことを受けて取締をしている現場に遭遇すると・・・点滅する信号にまるで停まらずに通過するクルマが複数。
もちろん、どのクルマも警察官に停められていました。

ちなみに、この違反は信号無視(点滅)といって、違反点数は2点、反則金は7000円と赤信号での無視と同じく3回(6点)で免許停止になるので、信号機は青・黄・赤の3灯のものだけと思っていると、大変なことになります。

【スタッフブログ】第3回 家電量販店

会社のすぐ近くに大手家電量販店が開店しました。
最近は家電量販店でリフォームを依頼することもできるようになっていて、この量販店の子会社がハウスメーカーでもあるので、様子を見ておきたいのと、ちょうど消耗品が切れたので買いに行ったのですが・・・

開店して2日たったばかりなのに、スタッフの数に対して来場客が少なく、お店や周りの駐車場に入庫待ちの列もありません。
驚いたのはリフォーム相談の受付に誰もスタッフがいないこと。

もっと盛況だろうと思って行ったら拍子抜けでしたが、ここに開店するのは家電量販店業界では以前から知っているわけですから、近くのお店は何かの対策を打っていてもおかしくないのかもしれません。
あるいはここは接客マナーが悪いことで知られているので、私たちはしっかり接遇をしないと、と我が身を引き締めています。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第2回 司令塔はママ

最近、たいようホームのホームページで「ママの希望を一番に叶える」という表現が増えています。
書いていくと・・・実は男性は目の前のことしか見ていない、女性は家族全員を見渡しているな、と感じます。

呼吸する家のどこがいいんだ、という人もいるでしょうが、奥様の希望どおりに結露をなくすといろんなことが連なって解決されていくことにどうして気づかなかったのか、と自分でも呆れていたりします。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第1回 変わったと気づくかどうか

女性のお化粧や髪型の変化に気づかないとたちどころに鈍感扱い・・・男性の皆様には少なからず思い当たる節があるかもしれません。

家づくりでも時代とともに変わっていることは多々ありますが、変わったと気づかないと「鈍感」では済まないことになりつつあります。

実は、最近たいようホームのホームページで書いている「静かに進むシックハウス」というもの。
一昔前だと入った瞬間に目まいや吐き気になっていましたが、今はそんな新築の家を探すほうが難しくなっています。

さて、これをシックハウスが解決されたと言っていいのかどうか。
そうではない、と考えてしまうのは少数派だそうですが、海外では住宅先進国と呼ばれる国は皆たいようホームと同じように考えています。

長尾高人(たかと)